司法書士 過去問
令和7年度
問6 (午前の部 問6)

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問題

司法書士試験 令和7年度 問6(午前の部 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

代理に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、選択肢のうち、どれか。

ア  Aの代理人であるBが、その代理権の範囲内でAのためにすることを示さずにCとの間で契約を締結した場合において、BがAのために契約を締結することをCが知ることができたときは、AC間に契約の効力が生ずる。
イ  Aは、B及びCからあらかじめ許諾を得た場合には、B及びCの双方を代理してBC間の契約を締結することができる。
ウ  委任による代理人は、本人の許諾を得た場合でなければ、復代理人を選任することができない。
エ  Aの代理人であるBが、Aの許諾を得て復代理人Cを選任し、Cがその代理権の範囲内でDとの間で契約を締結した場合において、CがDに対し、Aのために契約を締結することを示しただけで、自らが代理人Bによって選任された復代理人であることを示さなかったときは、AD間に契約の効力は生じない。
オ  代理権は、代理人が後見開始の審判を受けたことによって消滅する。
  • アイ
  • アエ
  • イオ
  • ウエ
  • ウオ

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この過去問の解説 (1件)

01

代理に関する問題となります。

選択肢4. ウエ

ア 民法100条において「代理人が本人のためにすることを示さないでした意思表示は、自己のためにしたものとみなす。ただし、相手方が、代理人が本人のためにすることを知り、又は知ることができたときは、前条第一項の規定を準用する。」と規定されていることから、正しい答えとなります。

 

イ 民法108条において「同一の法律行為について、相手方の代理人として、又は当事者双方の代理人としてした行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。」と規定されていることから、正しい答えとなります。

 

ウ 民法104条において「委任による代理人は、本人の許諾を得たとき、又はやむを得ない事由があるときでなければ、復代理人を選任することができない。」と規定されていることから、誤りとなります。

 

エ 民法106条において「復代理人は、その権限内の行為について、本人を代表する。」と規定されていることから、誤りとなります。

 

オ 民法111条において「第百十一条 代理権は、次に掲げる事由によって消滅する。一 本人の死亡 二 代理人の死亡又は代理人が破産手続開始の決定若しくは後見開始の審判を受けたこと。」と規定されていることから、正しい答えとなります。

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